プジョー106で上州路をカッ飛ばせ‼︎どらねこオヤジのぶらり気まま旅!

相棒プジョー106S16「銀のどらねこ号」で関東甲信越のドライブスポットを旅するブログ

“小さなライオン”プジョー106との出逢い

プジョー106との出逢いは突然やったきた。

息子の社会人デビューのため中古車屋で車探しをしてい時のこと。軽自動車並みのサイズに適度にローダウンされたくさび形のフォルムと斜めにレイアウトされた口径の大きなマフラーから、この車がただの自動車ではないことは容易に想像ができる。一種独特なオーラを放つハッチバックがそこにあった。

幸いにも試乗をすることができたので早速乗り込む。例年変化のためお世辞にもキレイとは言えないが座り心地がよくしっかりとホールドしてくれる革とアルカンタラのシート。プラスチッキーでチープだが簡素で視認性のいいメーター類を備える内装もかえってスパルタンな印象を受けるインテリアも僕好みだ。

キーを回すと心地いい低音サウンドとともにエンジンが目覚める。少しアクセルを踏むと「ブォン、ブォン」と実にに付きがよく右足の動きにリニアに反応する。今は廃盤となった社外マフラー、ユーロバイスペシャリストの独特な低音サウンドもその気にさせる。

走り出すと低速からトルクが太くフラットにタコメーターの針は上昇していく、そこには速いけど早過ぎない、いわゆる「使い切れる速さ」がある。ブレーキも踏んだ分だけ思い通りに効く。いい意味で期待を裏切ってくれたのは足回りだった。お世辞にも固めで、乗り心地が良いとは言えないがきちんと前輪に荷重をかければ結構なスピードでも素直に旋回を始め、向きが変わってからは付きのいいエンジンのお陰で気持ちよく加速を始める。“走る・止まる・曲がる”のバランスがいい!兎にも角にも運転しることが楽しい。

特にフランス車に興味があったわけでもなく、どちらかといえば乗り心地の良いフワフワした足回りをイメージしていたのだがプジョー106はギャプは拾うし乗りごごちも硬い。サスペンションも内製化しているプジョーに社外パーツの足回りを入れているせいもあるだめうが、少なくても当初のフランス車のイメージは僕の中で大きく覆った。フランス車がラリーで活躍している訳も納得できる。果たしてこれが猫足なのか?

この日からこの「小さなライオン」を買うべきか葛藤が始まる。通勤時の行き帰りはわざわざ回り道をしてまだ売れてないかを見てホッとしたり、プジョー106についてググってみたりした。

そしてその一週間後には印鑑持参で、この小さなライオンを買いにお店に駆け込んだのだった。

 

プジョー106S16

プジョー106S16 エンジン:横置4気筒DOHC 1600cc 駆動方式:FF 車両重量:960kg